なぜ耐震ドアが必要か

大地震は
いつか
必ず起こります

建物が倒壊しなくても、新耐震基準の建物でも、
玄関ドアは、地震の揺れには弱く、
歪んで開かなくなることがあります。
地震動予測地図

『地震動』が
玄関ドアを破壊する

震度7を観測した熊本地震(2016年)、震度6弱の大阪北部地震(2018年)では、鉄筋コンクリートの建物は倒壊はしない状態でも、壁を伝わってくる地震動によって玄関ドアが壊れる事例が多くありました。
熊本地震、新耐震のマンション(新建築家技術者集 団福岡支部)
熊本地震、新耐震のマンション(新建築家技術者集 団福岡支部)
【熊本地震におけるマンションの被災】
熊本地震で多くのマンションが被災した。その内の2件の被災状況を検証することができたが、共通する被災部位は廊下側の雑壁と玄関ドアの開閉不能が最も顕著な被災状況である。
当2件のマンションは新耐震以降の建設である。
(新建築家技術者集団 福岡支部 調査レポートより)
NHKニュース
NHKニュース
震度7を観測した熊本地震(2016年)、震度6弱の大阪北部地震(2018年)では、鉄筋コンクイートの建物は倒壊はしない状態でも壁を伝わってくる地震動によって玄関扉が壊れる事例が多くありました。そして玄関扉の損傷(開かない、閉じない)は、震災直後の緊急避難とその後の避難生活における深刻な二次被害の原因となりました。
歪んだ玄関ドア
歪んだ玄関ドア

深刻な二次被害

地震による玄関ドアの損傷(開かない、閉まらない)は、地震直後だけでなく、その後の在宅避難生活にも大きな支障を及ぼしました。

二次被害の事例

  • 災害直後に避難が出来ない
  • 家内に閉じ込められる
  • 施錠ができず、盗難に遭う
  • 在宅避難生活が困難になる
開かない玄関ドア
開かない玄関ドア
開かない玄関ドア

大きく歪む
玄関ドア

建物に伝わった地震動は、壁を破壊し、玄関ドアを変更させます。玄関ドアが歪むと開閉ができなくなります。
玄関ドア
熊本地震、新耐震のマンション(新建築家技術者集 団福岡支部)

少しの変形でも
動かなくなる

扉枠がドア本体に接触するだけで、開閉は困難になります。また、錠前や丁番の局所的な破壊により開閉ができなくなる事例も確認されています。
玄関ドア
熊本地震、新耐震のマンション(新建築家技術者集 団福岡支部)

玄関ドアは
地震動に弱い!?

開閉不良・不能の原因

地震動などによる被害は建物の弱い部分に集中すると言われています。玄関ドアは、枠・扉本体の歪みだけでなく、錠前や丁番など、局所的な破壊が全体の二割以上起きています。玄関ドアのどこかに基準値以上の負荷がかかると、開閉できなくなります。
グラフ
「耐震基準」=安心安全
ではありません


耐震扉・丁番の層間変位角(歪みの量)の基準は1/120radです。ズレ幅にするとわずか16mm。近年の熊本地震や大阪北部地震では、これ以上の歪みによる被害が多数発生しました。
玄関ドアイラスト
【一般的な玄関ドアによる面内変形随意性試験】
写真は、画面左側面から圧力を加え、1/60rad以上の歪みが発生した一般的な玄関ドアです。ドアの枠と本体が強く接触し、表面も変形しました。人力では開かないことを確認しました。
層間変位角(歪みの量)1/60~1/30radはおよそ震度6~7相当
試験内容

玄関ドアは直下型地震に弱い?!

地震の衝撃は、玄関ドアの弱い部分に集中
玄関ドアの開閉不良の原因
局部変形に脆弱
玄関ドア局部の耐震基準は、横方向で8mm, 縦方向で4 mmでOK。この部分が一番弱いから基準値を低くしているのです。これでは、大地震で開かなくなる可能性は大です。また、カギがかかった状態で錠前部分が破壊されると、ドア本体を破壊しないと脱出できなくなります。
局部変形に脆弱
直下型地震では建物の弱い箇所に被害が集中すると言われています。枠・扉本体の全体的な歪みだけではなく、錠前や丁番など、局所的な破壊が全体の二割以上起きています。これだけで扉は開かなくなります。
耐震扉イラスト

耐震丁番でも開かなくなる?!

「耐震蝶番」または、それを使用した「耐震扉」の基準は、「層間変形角1/120に変形しても、50Kg以下の力で開けられる」と定められています(建築基準法)。層間変形角1/120の変形とは、扉と枠の隅間で換算すると16mmです。耐震蝶番は、これをギリギリクリアした製品です。言い換えれば、一般的な1枚の扉としてそれ以上の変形に耐えられる強度を持ったの製品は存在しません。一方で、今後30年以内にはこれまで以上の地震が来ることが予測されています。実際に2018年大阪府北部地震で被災した建物には、1/120以上の変形が起きた建物が多数確認されています(玄関扉に特化した調査は行われていません)
このように、建物の変形は地震の波形と建物の構造との因果関係性で起こるもので、建物が倒壊しなくても起こります。新耐震基準の建物だから変形しないということではありません。

デレマースなら扉が歪みに強い!

内部変形追随性テスト

耐震性テスト
2DOORデレマースの避難扉は耐震性が従来の2倍!JIS規格標準ランクの2倍(32mm)なので大地震が来て歪みに強い!扉本体が変形しても内扉が開くので簡単に出入りが可能です。

水平方向の変形試験

水平方向の変形試験
2DOORデレマースの避難扉は、ドア本体が32mm(60分の1)変形しても開閉が可能なため脱出が可能です。※約3-14㎏の軽い力で開きます。

局部変形に脆弱

玄関ドア局部の耐震基準は、横方向で8mm, 縦方向で4 mmです。この部分が一番弱いから基準値を低くしているのです。これでは、大地震で開かなくなる可能性は大です。また、カギがかかった状態で錠前部分が破壊されると、ドア本体を破壊しないと脱出できなくなります。
玄関ドア